2007年7月31日

田舎料理を堪能 ~高知市 旧鏡村 吉原~

高知県内には豊富な自然素材を生かしたサービスを提供する所が多数あります。ここでもいくつかは取り上げていますが、今週訪れたのは高知市に合併された旧鏡村・吉原地区にある「吉原ふれあい交流館 百日紅」。「さるすべり」と呼ばずに、「ひゃくじつこう」と呼ぶようです。

以前からここは夏のそうめん流しと吉原御前というランチが有名だったのですが、田舎料理バイキングもあるということで早速Go!

高知市街地から看板を目印に鏡川(途中からは支流の吉原川)を上流へ上ること車で30分。近場ながら意外とヘビーな山道。

往来する車もほとんどなかったのでがらがらかと思いきや、、、この駐車場の様子をご覧あれ!ものすごいにぎわいです。

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受付でお金を払い、おもむろに渡されたそうめん用のお出汁。さっそくそうめん流し。

こんなアクロバットな食べ方を考えた日本人って…笑

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そうめん流しをひとしきり楽しんだ(味わったとはとても言い難い!?)後は、田舎料理バイキング。10種類以上のメニューが次々と運ばれてきます。

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そしてメインメニュー、山菜の天ぷら。

しかし、、この天ぷら、、ちょっと常識を超えた食材が。。

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ミョウガ、ショウガ、ヨモギ、サンショウ、シイタケなどはいいとして・・・
ウドの葉、ユキノシタの葉、ドクダミ、イタドリの葉、見たことない植物多数。。。
こうなったら何でも食べられるんじゃない??という疑問も多少抱きつつ、日ごろ味わうことがない個性豊かな味覚を堪能。

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予想以上のにぎわいに多少圧倒されながらも、子どもたちの嬉しそうな声は田舎の風景によく溶けるなと、心安らぐ空気感を楽しんだのでありました。

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最後に、天ぷら担当のおばちゃんのぼやき。
「帰る頃はまつげが油でくっつくがよねー」
ご、、ご苦労様であります。

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2007年7月28日

興津海水浴場で飛ばされる

今日は、来週の旅行に備えて同行人のスノーケリング練習を行うため今年2度目の海へ。

1度目は夏の太陽を甘く見ていたため全身大火傷となってしまったので、今回は日焼け止め乳液も持参。

オレンジのラッシュガード
オレンジのパンツ
ブラック&オレンジのスノーケル
マスク
フィン
と、さながらレスキューのようないでたちで家族連れでにぎわう砂浜へ。
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1度目の荒れ具合から一転、穏やかな天候に恵まれ終始和やかムード。


マスククリア、スノーケルクリアなど基本的なテクニックをレクチャーした後、沖に出てフィンの使い方や潜水の練習をしていたのですが、今日は時折強い風が吹いたためかいろいろなものが岸から沖へ流される流される。おかげで、流れてきた身の丈3メートルの巨大シャチを持ち主の所まで曳航したり、自分のパラソルが飛ばされて近くの人に拾ってもらったり(沖に出ていたため傍観…)というハプニングも。
しかし、シャチの持ち主からお礼にスイカをいただいたり、そのスイカをパラソルの恩人に分けたりと他のグループと交流もしつつ妙に楽しめた1日となりました。

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さて、来週は大月町で珊瑚の海!楽しみ~~~。

興津海水浴場で波のまれ

7月14日の台風の翌日。無謀にも波にもまれに行ってまいりました。

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2007年7月27日

モンスターペアレントとか社会とか生き方とか

モンスターペアレントや給食費未納をはじめとした最近のホットな教育問題。一見個人にディペンドした問題のようにも思えますが、全国的に問題となっている以上、社会問題と捉えたほうがよいかもしれません。

そもそもの問題は、いまだに何が問題なのか整理されていないという点。大きな枠組みの中では複数の要因が絡み合い問題の本質が見えにくい。つまり多様な価値観、多くの主体、無数の構成要素を俯瞰、評価、体系化、可視化することが困難となっているのです。

これに対をなす問題が、本来あるべき姿がわからないという点。"問題"とは望ましい姿と現状のギャップです。そういう意味では問題以前の問題ともいえますが、本来あるべき姿ってどういうものですか?子どもも親も教師も地域の人たちもみんなが笑顔でいることですか?

そして、私が最も問題と感じるのは責任主体がはっきりしないという点。"しない"ではなく"できない"が正しいのかもしれませんが、誰の責任かわからないから誰も行動しないのです。
実際は、名目上の被害者と加害者は右往左往し、メディアと世論は何の生産性もない個人攻撃を他人事のように行っていますが、いずれにしろ問題解決に至るはずはありません。
自分には関係ないという無関心が、問題解決を遅らす原因となり、さらに恐ろしいことに、そういった人が親となっていきます。

生物は本来強いものが生き残るものです。

力のあるものは相手を殺して命をつなげ、
知恵のあるものは人を動かし自らを生かす。
病弱なものは早く死に、
劣性な遺伝子は淘汰される。

しかし、人類は理性と共生によって今日まで生き延び繁栄を築いています。

社会の一員として、あらゆる問題に関心を持ち、現状を的確に捉え、自分なりの行動を起こす。革命的政策をうつことはできなくても、社会にムーブメントを起こすことはできなくてもこれは可能なはずです。

ブレークスルーは必要ない。まずは問題意識を持てるかが鍵。
この記事を見ても何も感じない人は、おそらくそれで終わりですよ。(文章下手やから見てられんわ!なんて理由は十分通用しますが何か?^^;)


問題意識を行動へ昇華させることは容易ではないことかもしれませんが、私も直接の当事者になる前に、正しい知識くらいは身につけておかないといけませんね。

2007年7月25日

おバカな親にはなるな

教師用「訴訟保険」需要急増、都の公立校では加入者3割強
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070724it07.htm


現場経験者ながら、こういった保険があることは知りませんでした。
モンスターペアレンツなんて言葉もよく耳にするご時世なので当然の流れなのでしょうか。


あらゆる事象をシステマチックに動かすかという流れは、社会が熟成すればするほど顕著になっているように思います。

学校教育においても然り。

学校教育法施行規則に基づいて定められている学習指導要領は学校や教科の教育内容等が詳細に明記されているのですが、法的拘束力がないとはいえ、年々その影響力は大きくなてっています。

汎用性のあるしくみを作ることは非常に大切だと思うのですが、それを利用する側がシステムの歴史的経緯や本来の目的を適切に認識しないまま闇曇に恩恵にあずかるのはいささか不安です。そのさまはHowTo本を盲目に信じ何も解決に至らないおバカな人間たちを連想させますが、よく見かける光景でもあります。効率化とは真ん中を飛ばして理想に近い結果を得ること、と勘違いされているのです。


さて話を学校に戻しますが、学校教育法においては、たとえば小学校における教育目的について次ように明記されています。

学校教育法 第18条(抜粋)

1.学校内外の社会生活の経験に基き、人間相互の関係について、正しい理解と共同、自主及び自律の精神を養うこと。
2.郷土及び国家の現状と伝統について、正しい理解に導き、進んで国際協調の精神を養うこと。
3.日常生活に必要な衣、食、住、産業等について、基礎的な理解と技能を養うこと。
4.日常生活に必要な国語を、正しく理解し、使用する能力を養うこと。
5.日常生活に必要な数量的な関係を、正しく理解し、処理する能力を養うこと。
6.日常生活における自然現象を科学的に観察し、処理する能力を養うこと。
7.健康、安全で幸福な生活のために必要な習慣を養い、心身の調和的発達を図ること。
8.生活を明るく豊かにする音楽、美術、文芸等について、基礎的な理解と技能を養うこと。

保護者、教員、地域住民、国民。はたしてどれだけの人がこの教育の目的を知っているのでしょう。いや、知らずとも関心はあるのでしょうか。

ここでは例として学校教育法を取り上げましたが、学校に行くことが単に制度上の理由、または人生の通過的イベントのような安易なライフワークになってはいないだろうか。
親であればなおさら子どもを学校に通わせることの本質を考えなければならない。国民の義務として明記されているから学校に通わせているという短絡思考の親が多くないことを願いたい。

もうひとつ、私が現場にいたころの学校長の話。
「現場ではいろいろな問題、特に保護者との意識の相違が問題となる場面は多々あると思うが、子どもの健全な成長や自己実現への想い、この点については少なくとも歩み寄れるだろう」

この学校にモンスターペアレンツは出現しませんでした。

2007年7月23日

一応完成版 “打ち込み”システム

1.「バンドとシーケンスの同期(“打ち込み”入門編)」
2.「実践的な“打ち込み”システムの構成とその問題点」
3.「一応完成版 “打ち込み”システム」


試行錯誤の結果、たどり着いた構成がこれ。

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確実なリスニングを行うためにカナル型イヤホンを使用し、それに伴い遮蔽される外部音のモニター用にマイクで音を拾い、CPUベースのシステムにすることで操作性と付加価値を向上させ、これらをラックでひとまとめにすることで可搬性や耐久性を向上させています。前回までと比べると多少複雑。
ここでまず浮かぶ疑問。たとえば、カナル型イヤホンを使うためにマイクを用意するなんて冗長ではないか?という点。
確かにカナル型でなければそこそこ外部の音も聞き取れるのでマイクなんていらないのですが、そもそもヘッドフォン越しの音とマイクで拾った音の臨場感を考えてみてください。これは雲泥の差といってもよいほど違いがあります。マイクを立てることによりヘッドフォンなしの状態と同様(音の分離などを考慮すると場合によっては同等以上!?)のモニター環境を作れるのです。PAさんと話してマイクではなくPA側のモニター音をラインで返してくれると、それこそこの上ないモニター環境を構築できるでしょう。
適切なモニターはよい演奏をする上で最も基本的な要素といえます。ここはコストを惜しまない方が結果的にいい結果を生むことは間違いありません。

それでは具体的な製品名を挙げながら個々を見ていきましょう。

必要機材

・ノートパソコン
移動を考慮して軽量で耐久性のあるものを選びます。また負荷のかかる処理はそれほどありませんが、念には念を入れてなるべく高性能なものを選ぶことも重要。
CPUはデュアルコア以上、RAMは1.5GB以上、HDDは5400rpm以上を目安に。

参考商品:Let's Note Y7
耐久性と可搬性を考慮した業務レベルのノートPCならレッツノート以外の選択肢はほとんどないといってよいかもしれません。メモリの増設は1.5GBまでと制限されますが、実用上は問題ないでしょう。


・DAWソフト
信頼性と実績、それと使用者の慣れ重視で選択します。
参考商品:Steinberg Cubase4
DAWの雄、Cubase。非常にわかりやすいインターフェイスであり、なおかつ音質にも定評がります。録音もプラグインの掛け録りができるで便利ですし、内部のルーティングもビジュアルでわかりやすく、オケ再生/クリック再生/録音/プレイバックなど複雑な設定変更なしに、それぞれのフェーズをシームレスに行うことが可能です。


・オーディオインターフェイス
アウト数とサイズで選びます。PCとの接続はCPUに負荷をかけないIEEE1394(FireWire)のものがお勧め。プラグパワーだとなおベター。ケーブルを極力少なくすることはトラブルの予防にもつながります。
マイクイン(ファンタム/プリアンプ付)2個とラインアウト2個、ヘッドフォンアウト1個は少なくとも確保したいところ。

参考商品:RME Fireface400
Windows用のオーディオI/OならRMEでほぼ確定。音質、性能ともに高次元のパフォーマンスを見せてくれます。
Fireface400は先行販売されていたFireface800のIEEE1394a/ハーフラック版。信頼性は非常に高いです。


・カナル型イヤホン
激しいステージングでも確実なモニターを可能にするカナル型イヤホン。他とは違ったクリアなモニター環境を実現します。実際プロの現場でもインイヤモニタとして広く利用されています。

参考商品:SHURE E500PTH
SHUREのカナル型イヤホンのフラッグシップ。トップアーティストも使うスタンダードモデル。3つのドライバから出される音はまさに別次元。耳にしっかりかけて使います。


・X-Y方式ステレオコンデンサーマイク
ステージ上およびアリーナの音をこれで集音します。無指向性マイクをモノラルで利用してもよいですが、カーディオイド特性マイクをクロスして設置し中抜けのないステレオ感を得ることが可能なXY方式のマイクを使うとより効果的。なおかつ一体型のものだと準備も楽。
参考商品:RODE NT4
数少ない一体型X-Yステレオマイク。価格も比較的安めでよい。


・19インチラック
ノートPC、オーディオI/O、マイクなどを収納・マウントして持ち運び、そのままステージ上のセッティングもできるもを選択。
ステージ上でPCを乗せる台代わりにもするので、対衝撃機構を備えたものを選ぶのもよい。熱と振動には多少神経質になっておいたほうがよいです。


事前準備

配線は単純なのですが、ソフトウエアも含めたサウンドルーティングはちょっと工夫が必要です。下記のようになります。

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また、DAWは極力マウス操作をしなくてもよいように、トランスポート系のショートカットキーは把握しておいた方がよいでしょう。


活用方法

オケとクリックの再生に関してはソースがCPUベースになっただけで前回までと相違はありません。
問題は追加されたモニターとプレイバックの部分。
ドラマーはオケ、モニター音、クリックの音量バランスを調整しておくことが重要。モニター音は自分のドラム音もしっかりきこえるように方向調整を忘れずに。リハは本当に重要です。
プレイバック部分はライブではなくスタジオ練習で利用。
モニターした音はドラマーのモニターとしてだけではなく、レコーディングして演奏の評価を行うために利用します。せっかく録音できる環境があるのにこれをやらないのは本当にもったいない。ちょっとの労力で演奏を磨くことができる。しかも、PCなら練習後にWebにアップしてメンバーが自宅でもきける状態にすぐさまできる。ここがMTRではなくCPUベースにしている主な理由です。逆に言うと、こういった活用をしないのならMTRの方がコストは安いですね。


まとめ

実際問題、、、オケの作成、トラック作成、機器の購入・管理、搬入搬出、セッティングを一人で行うのはまず不可能です。これらを分担してできるバンドメンバーがいて、初めて納得のいくステージ環境を整えることが可能です。打ち込みは非常に魅力的なパートですが、まずはメンバーの理解を得ることが重要です。

*質問や意見交換などありましたらコメントお願いします。

2007年7月 2日

実践的な“打ち込み”システムの構成とその問題点

1.「バンドとシーケンスの同期(“打ち込み”入門編)」
2.「実践的な“打ち込み”システムの構成とその問題点」
3.「一応完成版 “打ち込み”システム」

今回は、実際ライブで“打ち込み”を使うための、機材の準備からセッティング、演奏までを見ていこうと思います。

まず、PCベースにするかMTRベースにするかの選択がまず必要となりますが、今回はシンプル構成で誰にでも構築しやすいMTRベースで組んでみました。

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必要機材

・MTR
それほど高性能なものは必要ありません。オケ用のステレオトラックとクリック用のモノラルトラックがパラレルで再生できればひとまずはOK。
曲の入れ替えは、MTRのソングデータごと行ってもよいし、一つのソングデータに複数の曲を入れておきマーカーで制御する方法でもよい。


参考機器:KORG D888
5万弱で買えるMTRの中では最も優秀な機種の一つ。特にラインアウト8系統、ヘッドフォンアウト2系統と価格の割に出力系が充実しているためにほかにミキサーなどを用意しなくてもよいことは非常に評価できる。WAVでデータが扱われUSB接続できるためにPCとのデータ連携もスムーズ。

・ヘッドフォン
これまた高性能なものは必要ありません。あえてポイントを挙げるとすれば耐久性重視です。
使い方として、ステージ上の音も聴かなければならないので、ヘッドホンは片耳はずして使用します。また、密閉型であることが望ましいです。オープン型はクリック音が漏れ非常に興ざめだからです。

参考機器:SONY MDR-CD900ST
誰もが知っている定番ヘッドフォン。価格、クオリティ、耐久性を考えるとこれがベストか。イヤーパッドはもちろん、ドライバやハンガーも交換部品が流通しているのも良い。


MTRの準備

MTR上のトラック割りはこんな感じでしょうか。
トラック1:オケ(L)  → MainOut(L)へ
トラック2:オケ(R)  → MainOut(R)へ
トラック3:クリック → PhoneOut(L+R)へ
オケは曲ごとの音量バランスなどに特に注意。PA側の負担を軽くすることで、イメージに近いバランスの前音を作ることが可能です。
クリックはシンセ等を使って作ればよいと思いますが、周波数が程良く高い電子音の方がステージ上では聞き取りやすいです。また、プリカウント2小節とってあるとタイミングがつかみやすいです。


ステージセッティング

基本的にドラマーがオペレーションするので、ドラムセット横にラックを置いて、オペレーションやドラム演奏に支障がないか確認します。ライブ中にケーブルをひっかけてヘッドフォンが飛んで行ったなんてシャレになりませんからね。
配線はMTRのMainOutから、PAが設置したDIやコネクターボックス(マルチボックス)にケーブルを突っ込むだけです。ラインレベルの出力であれば特に問題になることはないでしょう。バランス接続できればモアベター。
また、ドラムの周りには電源をとるものがないこともあるので、電源タップなどをひとつ用意しておくとよいかもしれません。


リハ

PA側からするとほとんどキーボードと同じ扱いなので、特にトラブルもないかと思います。
通常の音量やバランス確認に加え、クリックの音量などもここで調整。シンセもそうなのですが、PAに依存する部分が大きいので、メインのPAさんやモニター担当の方と綿密にやり取りを行えば、イメージ通りの前音/内音にしてくれるはずです。


ライブ中のオペレーション

MCや前曲との合間を見ながらMTRの操作をします。曲を間違えないように、入るタイミングを間違えないように慎重に。もう5,6年前の話ですが、私は入るタイミングを誤って演奏とめたことあります。。。本当に痛いです。。。

問題点

さて、ここからがいよいよ“打ち込み”の肝になります。

このような形でオケを作れる人がいれば意外と楽に“打ち込み”は実現できますが、独特の問題点が多数あります。

まずは、“打ち込み”のキーパーソン、ドラマーに降りかかる問題にスポットを当ててみましょう。


ドラマーは通常自分自身でリズムやテンポをキープしますが、“打ち込み”を使う場合は外部のクリックに合わせることになります。
練習でこそクリックを聴きながらということはやりますが、ライブでこれを行うとどうなるか。慣れないうちは非常に無機質な叩き方になることは間違いありません。エモーショナルな演奏となるとちょっと程遠いでしょう。気分的にもそうですが、あまり動くとヘッドフォンが転げ落ちるかもしれませんし。

ちょっとしたミスでテンポが狂った際の修正も独特の難しさがあります。たとえばフィルで1/32遅れたとしましょう。クリックなしならそのまま続ければよいのですが、クリックありだとどこかで1/32ぶんテンポを速くしなければクリックとずれたままになります。差が小さければ簡単に戻せますが、1/16以上になると非常に難しいです。また、クリックを見失った場合のリカバリも同様にテクニカルです。

クリックを片耳で聞くということも問題があります。
ステージ上は結構な音量で各楽器が音を出しているので、片耳だけで音をとらえることが非常に難しいのです。電車やバスの中で、片耳のみヘッドフォンをつけてmp3等を聴くとこのことがよくわかります。

では両耳でクリックを聴けばよいという意見もありますが、これではクリック以外の音がほとんど聴こえなくなります。ちょうど手で耳をふさぎながら演奏しているような感じです。輪郭のない音を聴くことは、演奏精度や精神的な部分に大きく影響を与えます。
致命的なのは自分のドラムの音さえうまくきこえないということ。これではまともに叩けるはずもありません。

バンド全体としてはどうでしょう。
“打ち込み”が入るということは、実質1パート増えるということで、バンドの表現力は高まりますが、トラックメーカー、機材の保守管理、準備、運搬などメンバー1人あたりにかかるコストが高くなります。
単にオケを流すためだけにこれだけのコストを払うのはある意味非効率なのです。

さて次回は最終回となりますが、これらの問題を一気に解決する「俺流システム構成」を紹介。別にあっと驚くようなことはやっていませんが、数年のノウハウの集大成。きっと何かの役に立つはず。全国のバンドメンに送る貧乏人による、金持ちのためのシステム。とくとご覧あれ。


1.「バンドとシーケンスの同期(“打ち込み”入門編)」
2.「実践的な“打ち込み”システムの構成とその問題点」
3.「一応完成版 “打ち込み”システム」